YOUPACE(旧PRIME)の評判・還元率を検証【2026年】
YOUPACE(旧PRIME)の評判・還元率・費用を2026年時点の一次情報で検証。プライム→PRIME→YOUPACEと続く社名の系譜、VC出資の資本基盤、契約条件が非公開である注意点まで整理します。
- 最終検証日
- 2026-07-15
- 出典
- 7件
- 一次情報
- PR TIMES公式リリース2件・国税庁法人番号公表サイト由来の法人登記データ・公式サイト会社概要(2026年7月15日確認)・X口コミ1件
- 監修
- 編集部検証(監修者調整中)
YOUPACE(ユーペース)は、Pocochaを主戦場とする大手ライバー事務所です。調べていくと「PRIMEと同じ会社?」「プライムという事務所とは別?」と、名前まわりで混乱しやすいことに気づきます。実際、この事務所は複数回、社名を変えており、古い名前のままの紹介記事が数多く残っています。
この記事では、法人登記のデータと公式リリースをもとに、社名の系譜を時系列でほどいたうえで、2026年7月15日時点で確認できた事実と、確認できていないことを分けて整理します。
YOUPACEの基本情報
まずは基本情報です。法人情報は公式サイトの会社概要・公式リリース(設立年月はこちらに記載)と、国税庁法人番号公表サイトのAPIデータを収載した法人データベースで確認できたものを記載しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事務所名 | YOUPACE(旧PRIME) |
| 運営会社 | 株式会社YOUPACE(法人番号4011101058393) |
| 所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿16F |
| 設立 | 2010年12月(ライバーマネジメント事業は2017年始動) |
| 代表者 | 代表 渡辺健太/取締役会長・ファウンダー 阿部伸弘 |
| 資本金 | 1億円(公式サイト会社概要) |
| 主な株主 | アイモバイル、イーストベンチャーズ、博報堂DYベンチャーズ、ベクトル、他VC・個人投資家・役員(公式サイト会社概要) |
| 対応プラットフォーム | Pococha中心(+TikTok LIVEでの所属ライバー実績) |
| 所属ライバー数 | 8,000人超(公式サイトの自称・2026年7月確認) |
| 費用 | 非公開(公式サイトに記載なし) |
| ノルマ | なしとされる(第三者メディア情報) |
| 報酬還元率 | 「100%(手数料なし)」とする第三者解説あり。公式の明示は未確認 |
| 公取委2025年12月注意 | 非当事者 |
| 公式サイト | https://youpace.co.jp/ |
「プライム」「PRIME」「YOUPACE」— 社名の系譜を整理
YOUPACEを調べるうえで最初につまずくのが名前です。法人登記のデータでは、運営法人(法人番号4011101058393)の商号は次のように変遷しています。
- 2010年12月:設立(後年のリリースに記載された設立年月)
- 〜2019年3月:株式会社プライムアゲイン
- 2019年3月:「株式会社プライム」へ商号変更
- 2020年6月:「株式会社PRIME」へ商号変更
- 2022年6月:「株式会社YOUPACE」へ商号変更(公式リリースで発表)
つまり、「プライムアゲイン」「プライム」「PRIME」「YOUPACE」は、いずれも同じ法人の各時期の名前です。ネット上には「事務所PRIME」「プライムの評判」といった旧名のままの記事が多数残っていますが、別の事務所を探す必要はありません。公式サイト自身も「株式会社YOUPACE(旧株式会社PRIME)」と旧名を併記しています。
社名変更の理由について公式リリースは、「あなたのペースで成長しつづけることをサポートする事務所でありたい」という理念を反映したと説明しています。本店も六本木→渋谷宇田川町→千駄ヶ谷(2023年10月)と移転しており、古い記事では所在地も現在と異なることがあります。運営法人そのものは一貫して同じです。
YOUPACEの強み
VC出資と累計約5億円の調達という資本面の裏付け
YOUPACEは2021年12月、博報堂DYベンチャーズのファンドから第三者割当増資による資金調達を発表し、累計調達額は約5億円としています。同リリースの株主一覧にはNTTドコモ・ベンチャーズの名前もあります。現在の公式サイト会社概要でも、資本金1億円、株主としてアイモバイル・イーストベンチャーズ・博報堂DYベンチャーズ・ベクトルなどが記載されています。
外部投資家が入っている事務所は、決算や統治の面で一定の規律が働きやすく、運営実態の見えない事務所とは区別して考えられます。もちろん出資の有無は契約条件の良し悪しを保証するものではありませんが、事業の実在性という基本の判断材料にはなります。
Pococha特化の規模
YOUPACEはPocochaを主戦場とし、所属ライバー数は8,000人超(公式サイトの自称)と国内最大級をうたっています。2021年12月の調達リリースでは「6,000人超(2021年11月時点)」とされており、公表値ベースでは所属数が伸びてきたことがうかがえます。公式サイトのニュースでは、所属ライバーのTikTokイベント実績(日間1位など)も継続的に発信されています。
Pocochaでの活動を軸に考えている人にとって、同じアプリに特化した育成ノウハウの蓄積が見込める点は検討材料になります。Pocochaというアプリ自体の特徴はPocochaの解説で整理しています。
ノルマなしとされる運用
第三者メディアの解説では、配信時間や投げ銭のノルマは設けられていないとされています(2023年5月時点の情報)。当サイトが比較の主軸に置く「縛りの緩さ」の観点では好ましい方針ですが、公式サイトの条文として確認できたものではないため、面談での書面確認が前提です。
YOUPACEの注意点
費用・契約条件の公開情報が乏しい
公式サイトには、登録料・費用・契約期間・退所条件といった契約条件の記載が見当たりません(2026年7月15日確認)。LINEでの無料相談へ誘導する導線が中心で、条件は面談前提と考えられます。応募前に数字や条件で比較したい人にとっては、判断材料が少ない状態です。
「還元率100%」の意味を確認する
第三者メディアでは「仲介手数料なし・還元率100%」と紹介されています。ただし、こうした「100%還元」型の訴求は多くの場合、アプリからライバーに支払われる報酬を事務所が天引きしないという意味で使われます。事務所側は、プラットフォームから支払われる報酬(オーガナイザー報酬など)で収益を得る仕組みです。数字だけを鵜呑みにせず、実際にどこからいくら控除されるのか、ボーナスや時給の条件、支払時期を書面で確認してください。この構造の一般的な注意点は怪しい事務所・スカウトDMの見分け方でも解説しています。
所属数などの数字は自己申告
「8,000人超」「国内最大級」といった数字は公式サイトの自称であり、独立に検証できるものではありません。当サイトでは参考値として扱っています。
スカウト経由で知った場合は接触元の確認を
YOUPACEに限らず、SNSのスカウトやDMをきっかけに事務所を知るケースは多くあります。実際に、SNS上ではYOUPACEの名前を挙げてスカウトを受けたと報告する投稿も見られます。
YOUPACEから声がかかっている、とスカウトを受けたことを知人に報告する投稿。この事務所の名前でスカウトを受けたと報告する人が実際にいることが確認できます。
勧誘そのものは正当な営業活動ですが、公式を名乗るアカウントが本物か、接触してきた相手がどの立場(社員・パートナー・代理店)かは確認が必要です。判断すべきは勧誘の熱心さではなく、提示される契約の中身です。
どんな人に向いているか
ここまでの整理をふまえると、YOUPACEは次のような人に向いています。
- Pocochaを主戦場に決めていて、同アプリ特化のサポートを受けたい人
- 資本面の裏付け(VC出資・調達実績)がある事務所から選びたい人
- 面談で条件を確認しながら決めることに抵抗がない人
一方で、応募前に費用や還元率を数字で比較して決めたい人や、Pococha以外のアプリも幅広く検討したい人には向きません。条件を公式サイトで明示している事務所や、対応アプリの広い事務所と面談で比べてみてください。比較の結果は比較データベースにまとめています。
応募前チェックリスト
YOUPACEに限らず、応募前に確認したいポイントです。
- 契約の当事者となる法人名 — 契約書上の商号・法人番号を確認します(旧名PRIMEなどの表記が契約書に残っていないかも含めて)。
- 契約書を事前に見せてもらえるか — 最低契約期間・自動更新・違約金・退所後の制限の有無を確認します。
- 費用の負担がないか — 登録料・レッスン料・機材費の前払いを求められないか確かめます。
- 還元の仕組みと支払日 — 「100%還元」の意味(控除・ボーナス条件・時給の有無)を書面で受け取ります。フリーランス新法では報酬は受領日から原則60日以内の支払いが義務です。
- アカウントの帰属 — 退所時にアカウントを引き継げるかを確認します。
- 接触元の確認 — スカウト経由の場合、相手が公式の社員か、パートナー・代理店かを確かめます。
各事務所を「縛りの緩さ・移籍の自由度・違約金の有無」で横断比較した結果は比較データベースへ。勧誘や契約書の見方は怪しい事務所・スカウトDMの見分け方と辞めたい・移籍・違約金のガイドで詳しく解説しています。編集部の基本姿勢は編集ポリシーをご覧ください。
本記事は、契約・お金に直結するYMYL領域として、法人登記データと公式リリースを優先して作成しています。個別の契約の有効性については、弁護士や消費生活センターなど専門家への相談をおすすめします。